ビジネス能力検定
社会に出て働いていくためには、多くのマナーやスキルが必要になります。
その中でもあった方が良いと言われている資格の一つにビジネス能力検定というものがあります。
これはどのような内容になっているのか、詳しくご紹介していきます。
1級から3級までに分かれている
こちらのビジネスの力検定はB検と略されることがあります。
実施しているのは一般財団法人職業教育中・キャリア教育財団となっています。
社会人として最低限必要な能力をはじめ、ある程度のマナーに関しても試験では出題されるので、非常に役立つことが学べます。
特に一級においては、一次試験、二次試験があり、論文問題や直接的な面接等を行うことになります。
この試験に合格すると合格カードが配布され、プラスチック製で3級はピンク、2級は水色が付与されます。
表彰制度や免除制度について
ビジネス能力検定試験は1級から3級がありますが、3級、2級と合格し1級の試験を受ける際には、一次と二次があります。
この時、一次試験には合格し、二次試験に不合格となった場合には次回一級の試験を受ける際に申請することによって一次試験が免除されます。
この一次免除は次回試験実施のみに有効ですので、保険をかけておきたいのであれば、毎回一次試験をしっかり届けておきましょう。
そうすれば数回二次試験に落ちてしまった場合にも、次回の一次試験が免除されるといった形で試験が受けられます。
また、こちらの試験には成績優秀者表彰制度というものがあり、年度末に選ばれることになっています。
文部科学大臣賞、日本技能検定協会連合会会長賞と、一般財団法人職業教育・キャリア教育財団の理事長賞、優秀賞の4つがあります。
出題される内容について
試験では、いくつかのジャンルに分かれて出題されることになっています。
年度によって内容は変わりますが、まずは選択問題です。
こちらはビジネスに関する知識が問われるものとなっていて、正しい、正しくないを選択するといった問題です。
3級は4択の問題となっており、1級と2級は5択に増えます。
そしてケース問題があります。
こちらは会社内で様々な問題が起きた時や失敗を起こしてしまった時、どのように対処していくのが最も適切適切なのかを選択していくというものになります。
長文問題などもありますので、しっかりと文章をよく読んで答えるようにしましょう。
その他にも新聞の内容を正しい、正しくないで選ぶものやグラフなどの資料をしっかりと読みとって行くものなどもあります。
もちろん記述問題も準備されていますので、決められた文字数の中で回答をしていきましょう。
こちらの試験に合格し資格を持っていると就職する際や転職する際にとても役立ちます。
特に1級に関しては取得者が少ないため頑張って取得を目指してみると良いでしょう。
それだけ多くの知識を持ち、即戦力になってくれると判断されることも少なくありません。